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<地区計画による複合用途型のマンション建替え>
従前マンション名(供給元) 美竹ビル(東京都住宅供給公社)
所在地 東京都渋谷区渋谷
  建替え前 建替え後
建物建築時期 昭和34年(1959年)竣工 平成24年(2012年)竣工
敷地面積 約2,640u 約2,640u
延床面積 約5,642u 約26,712u
建物形状 階数・棟数 地上6階建 1棟 地上17階 地下3階建 1棟
構造 鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造(中間階免震構造)
一部鉄骨造
住戸の状況 総戸数 40戸、事務所 168戸、事務所 
間取り 3DK 1DK〜3LDK
各戸専有面積 約55〜58u 約33〜127u
建替え決議等 区分所有法第62条による建替え決議(全員同意)
事業手法 マンション建替えの円滑化等に関する法律 に基づくマンション建替え事業 (組合施行)
仮住居の確保方法 周辺の賃貸マンションおよび都営住宅を斡旋
補助制度等の利用状況 利用なし
建替えを必要とした理由
雨漏りや漏水、排水設備の不具合等の物理的な劣化の他、階段・踊り場が狭小、二方向避難動線が確保されていない、エレベーターがない、耐震性に一部問題があるなど、安全性や快適性の面で様々な問題点を抱えていた。
新耐震基準に適合できるよう耐震補強を行うためには、一部の住戸が耐震壁等で使用に大きな支障が出てしまうため、実質的には、耐震補強が困難な状況にあり、エレベーターの設置も、住宅専有部分に廊下を設ける必要が出てくる等、事実上困難な状況であった。
これらの問題点を抜本的に改善して多くの区分所有者の居住の安定・継続を可能にするとともに、時代に見合った建物に更新することにより快適な居住環境を確保し、将来にわたって資産の維持・保全を図るためには、建替えを行うことが必要との結論に至った。
特徴等

複合用途建物(マンション、事務所)の建替え事業

事務所部分区分所有者の東京都住宅供給公社の借地権を整理して、従後は土地の共有とした
当初の総合設計制度を利用した計画が否決され、渋谷駅東口地区計画に基づく建物計画により可決
事業協力者である叶V日鉄都市開発が事務局業務を行い権利者対応を実施
建替えの経緯
1994年 3月   売買割賦金償還による所有権移転、区分所有法上の管理組合設立
1999年 3月 管理組合設立、総会、管理規約発効
2000年 2月 建替え準備委員会設置
2002年 3月 建替えアドバイザーを選定し、勉強会開催
2003年 6月 建替え推進決議可決、建替え計画委員会設置
2004年 2月 事業協力者募集プロポーザル開始
2004年 11月 事業協力者に叶V日鉄都市開発(現:新日鉄興和不動産梶j及び涯G都市建築を選定
2006年 3月 建替え決議不成立(総合設計制度を利用した建替え計画案)
2007年 6月 建替え推進決議可決(地区計画を利用した建替え計画案)
2008年 9月 建替え決議成立(地区計画を利用した建替え計画案)
2009年 4月 建替組合設立認可
2010年 11月 権利変換計画認可
2010年 11月 解体工事・建築工事に着手
2012年 12月 竣工
2013年 12月 建替組合解散
コンサルタント・事業協力者等
コンサルタント 涯G都市建築
事業協力

叶V日鉄都市開発(現 新日鉄興和不動産梶j

 
建替え前   建替え後
美竹ビル

美竹ビル
テラス渋谷美竹
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