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マンション名
チュリス西麻布
所在地
東京都港区西麻布3丁目 (東京都指定:緊急輸送道路沿い)
工事内容
中間階免震改修構法(ハイレトロ(Hy-Retro)構法)による耐震化工事
実施時期
建築後33年
建物の概要
建築時期 昭和53年(1978年)竣工
階数・棟数
地上10階 塔屋1階建 1棟
戸数
45戸
敷地面積
約860u
延床面積
約3,700u
構造
1〜6階:鉄骨鉄筋コンクリート造、6階以上:鉄筋コンクリート造
桁行方向 ラーメン構造
梁間方向 耐震壁併用ラーメン構造
基礎
場所打ちコンクリート杭(支持層GL-12m以深・砂礫層)
工事詳細
耐震化構法 中間階免震改修構法(ハイレトロ(Hy-Retro)構法)
設置場所等 1階(電気室を集合住宅用変圧器に置き換え、エントランス・管理人室・集会室・備蓄倉庫等を再配置。駐車台数は、従前台数を確保)
装置等
  • 免震装置と粘性減衰装置を併用したハイブリット免震レトロフィット構法
  • 免震装置は、鉛プラグ入り積層ゴムと天然ゴム系積層ゴム及びすべり支承を建物特性に合わせ合計16基設置
  • 重量の軽い鉄骨階段下は、摩擦の小さい転がり支承を設置
  • 粘性減衰装置は、減衰こまを使用、水平方向の揺れ(変形)をねじの機構により、こまの回転運動に変換、地震時の揺れのエネルギーを吸収
  • 粘性減衰装置は、梁間・桁行方向各2基、合計4基設置
    特徴
  • 既存の柱、梁の補強がほとんど不要
  • 耐震改修の施工範囲が免震化する階だけに限定される
  • 建物の揺れ幅が小さく隣地境界が近い等の狭い敷地でも対応が可能
    活用助成制度
  • 国土交通省「住宅・建築物耐震化緊急支援事業」
  • 港区「民間建築物耐震化促進事業」
    経緯
    平成19年 1月   耐震診断実施
    平成20年 1月〜   建替えと耐震改修の比較検討
    平成20年 10月   管理組合組合員への意向調査(アンケート)
    平成21年 7月〜   改修構法・費用・助成等に関する相談
    平成22年 3月   工事計画と一時負担金の議案を総会承認
    平成23年 3月   着工
    平成24年 1月   竣工(工事期間約11ヶ月)
    設計・施工
    改修設計者 三井住友建設株式会社一級建築士事務所
    改修施工者

    三井住友建設株式会社東京建築支店

     
    竣工写真
    チュリス西麻布竣工写真
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    マンション再生協議会