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<外断熱改修工事の結果住環境が改善され定住者が増えた事例>
事例番号 E −017
工事対象 耐久性 耐用性 環境・省エネルギー性 耐震性 防災性 高齢者対応 その他
         
工事内容 外断熱改修工事
  • 環境・省エネルギー性 基礎:凍結深度まで掘削し、基礎外周躯体面にXPS断熱材50o+メッシュ入り樹脂モルタル仕上
        外壁:既存塗膜を剥離し、躯体の亀裂補修後、EPS断熱材75o+メッシュ入り高耐久塗材による仕上
        屋根:既存防水を残し、硬質ウレタンボード50o+アスファルト防水。断熱材は固定せず、改修用ドレンで二重防水
        窓:既存サッシを活かし、専有部・共用部全ての窓をLow-E複層ガラスに交換。共用廊下はアルミ枠内側表面に断熱塗材を塗布
    工事費・工期 外断熱改修工事 約95,900千円(内助成金約33,100千円) 工事期間
    実施時期
    外断熱改修工事 平成24年(2012年) 実施時築後年数 20年
    所在地
    北海道千歳市
    建物の概要
    建築時期 平成4年(1992年)竣工
    階数・棟数 地上 5階建   6棟 戸数 118戸
    敷地面積   延床面積  
    構造  
    その他  
    特徴
    大規模修繕工事と同時に実施
  • 竣工後20年経過していたが屋上防水改修を実施したのみで、経年劣化による汚れ、躯体面の亀裂、鉄筋の爆裂箇所などが見られた
  • 廊下は外部と同じ扱いで、冬期は室温と15〜20度以上の寒暖の差があり、床面や壁面の結露水の凍結により住戸玄関ドアが開閉出来ない被害や、床タイルの剥がれが毎年発生していた
  • 上記の被害があり、管理組合で老朽化したマンションの資産価値を高めること、住みやすさの追求による改良と躯体の長期保存を目指し外断熱工法による改修を選択した
  • 事前の説明を丁寧に行い、居住者共通の要望により総会の議決で3/4の承認を得た
      改修前の建物の状況を調査し、居住者アンケートを実施
  • 居住していない世帯も多いため、広報でこまめに情報伝達した
  •  
  • 設計事務所による説明会を実施し、住民の外断熱工法に対する理解を得るようにした
  •  
  • 第1回目の改修から第3回目の回収にかかる工事費について、通常の場合と外断熱工法による改修を行った場合について比較検討した
  •  
  • 内ドアの結露がなくなり、住環境が改善された
  •  
  • 例年ではストーブを3個つけていたが、1個だけでよくなった
  • 当マンションはリゾートマンションだが、改修後は定住者が10世帯ほど増えた
    活用助成制度
  • 国土交通省:北海道北方型外断熱改修プロジェクト
    経緯
    平成24年(2012年) 外断熱改修工事を実施       
    業者選定
    改修施工業者

    設計・施工
    設計工事監理業者
    改修施工業者

     
    完成写真
    建物外観(改修後)  
    建物外観(改修後)  
    屋外サッシ水切り  
    屋外サッシ水切り   改修後実施の住民アンケート調査結果の概要
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    マンション再生協議会