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<スキップフロアタイプの階段の両側への手摺設置、集会室の和室の洋室化で高齢者対応した事例>
事例番号 B−006
工事対象 耐久性 耐用性 環境・省エネルギー性 耐震性 防災性 高齢者対応 その他
     
工事内容 階段室手摺
増設工事
  • 高齢者対応 手摺は片側に設置されていたが、高齢者の昇り降りに配慮しもう片側にも設置
    集会室改修工事
  • 高齢者対応 既存和室を洋室に改修し、バリアフリー化、照明交換、移動式簡易畳配置
    排水管更生工事
  • 耐久性 耐用性 台所・洗面の2系統の排水竪管をパイプインパイプ(マルライナー工法)により更生
    共用部の床下ピット内や屋外第一桝までの埋設管はVP管で更新
    排水方法は通気竪管併設型
  • その他 住戸内点検口設置、集会室・自転車置場の補修
    工事費 階段室手摺
    増設工事
     約11,920千円 工事期間
    集会室改修工事   約1,600千円 工事期間
    排水管更生工事 約169,600千円 工事期間
    実施時期
    階段室手摺
    増設工事
    平成21年(2009年) 実施時築後年数 26年
    集会室改修工事 平成21年(2009年) 実施時築後年数 26年
    排水管更生工事 平成23年(2011年) 実施時築後年数 28年
    所在地
    建物の概要
    建築時期 昭和58年(1983年)竣工
    階数・棟数 地上8〜14階建 7棟 戸数 420戸
    敷地面積 延床面積
    構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
    その他 エレベーター有
    特徴
    <階段室手摺増設工事>
  • 大規模修繕工事と同時に行った
  • エレベーターが3階おきに停止(スキップ)する構造であり、必ず階段を使う住民が存在する為、平成12年に片側に手摺を設置したが、ユニバーサルデザインの観点から今後、昇り降りに手摺を必要とする居住者が増えることを配慮し、両側手摺を設置することとした
  • 広報は大規模修繕工事の説明会の中で行った
  • 同時施工することで、単独工事より安価で施工ができた
  • 東日本大震災による計画停電時に、照明が消えても両側に手摺があり助かったという声があった
    <集会室改修工事>
  • 定期総会で説明して大規模修繕工事とは別に独立して行い、特別の広報活動は行っていない
  • 集会室は洋室大小と和室があるが、会議が重なる場合、和室を利用する高齢者には体に苦痛(膝が痛い等)であるとの理由で、洋室への改修を行った
    和室の床段差を解消し、天井も洋式に替え、照明も明るくした
  • 和室がなくなることの反対意見もあったが、移動式簡易畳で対応した
  • 改修後、部屋の利用率が高くなり改修の効果があった
  • 横浜市の助成対象となり、助成金の申請が認められた
    <排水管更生工事>
  • 大規模修繕工事とは別に独立して行った
  • 劣化診断の結果、このままでは数年先には腐食が進行し更新の必要があるため、現時点で改修を決めた
    住戸内の作業を伴うこと、各棟の縦一列の住戸を一斉に工事しなければならないことから、全体と棟別の説明を十分に行い理解を得た
  • 排水管を再生するパイプインパイプ方式で既設管の延命を図った
  • 1階住戸床下の横管で、経年劣化により逆勾配になり逆流が起こる事故があったが、すべて改善した
    活用助成制度
  • 集会室改修工事 横浜市 770千円
    経緯
    平成21年     階段室手摺増設工事、集会室改修工事を実施
    平成23年     給水管直結工事を実施
    業者選定
    改修施工業者

    設計・施工
    改修施工業者
     
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    マンション再生協議会